以前北海道に行った際、お店で「本ししゃも」を食べました。
いつも食べているししゃもと何が違うのかも分からず、とりあえずおすすめされたので食べてみたのですが、とてもおいしかったんですよね。
でもこれが本ししゃもということはいつも食べているししゃもは偽物?と疑問に思いました。
そこで今回は、普段スーパーで買って食べているししゃもは偽物なのか、名前はあるのか、本ししゃもとの違いを見ていきたいと思います!
普段食べているししゃもは偽物?名前は何?
実はスーパーで【ししゃも】として売られている魚の大半は、カラフトししゃも(別名:カペリン)といって本ししゃもとは全く別の魚です。
じゃあ偽物じゃん!と思うかもしれませんが、カラフトししゃもが【ししゃも】として一般的に流通しているのには理由があります。
本ししゃもは北海道の太平洋側にのみ生息する固有種です。
しかも水揚げされる時期は10月初旬から11月中旬ととても短いんです。
そのため漁獲量も少なく、全国に流通させるのが難しかったんですね。
それに対してカラフトししゃもはアイスランドやノルウェー、ロシアが産地で漁獲量もとても多いんです。
そこで見た目も似ていることから、カラフトししゃもが本ししゃもの代用品として出回るようになり、今では【ししゃも】として認識されるようになりました。
今まで当たり前のように食べていたししゃもが、本ししゃもの代用品だなんてびっくりしますよね。
本ししゃもとカラフトししゃもの違いは?
カラフトししゃもは本ししゃもの代用品ということが分かりましたが、どんな違いがあるのでしょうか?
産地
先ほども紹介しましたが、まず産地が違います。
本ししゃも:北海道の太平洋側
カラフトししゃも:アイスランド、ノルウェー、ロシアのオホーツク海
また本ししゃもはサケのように川と海を行き来しますが、カラフトししゃもはずっと海で生活するという違いもあります。
見た目
なんとなく似ているようですが、よく見ると見た目にも違いがあります。
本ししゃもはカラフトししゃもよりふっくらとしていて、色合いは少し赤みがかっています。
また、目や口が小さめです。
一方、カラフトシシャモは本ししゃもよりも少し細めで、色合いは銀色です。
目や口も本ししゃもと比べると大きめです。
味
本ししゃもとカラフトししゃもは違う魚なので、味も全然違います。
本ししゃもは肉厚でとてもジューシー!
特にオスには脂がのっていて、食べたときには脂の甘みも感じるほど。
食べたときにはびっくりしました!
カラフトシシャモもおいしいのですが、脂はそこまでのっておらず、少し苦味を感じます。
値段
本ししゃもは漁獲量が少なく、とても貴重な魚なので値段も高いんです。
カラフトししゃもはスーパーなどで10匹で数百円程度ですが、本ししゃもは同じくらいの量でも数千円と値段が跳ね上がります。
本ししゃもはどこで買える?
とても貴重なほんししゃも。
食べてみたいけどどこで買えるのか気になりますよね。
しかし全国に流通させるには漁獲量が少ないので、基本的に普通のスーパーには置いていません。
なので本ししゃもを買うには、直接北海道に行くか、ネットで買うかのどちらかになります!
楽天やAmazonでも取り扱いがあるので気になった方はぜひ食べてみてくださいね。
まとめ
スーパーで売られているししゃもは、本ししゃもの代用品であるカラフトししゃもであることが分かりました。
代用品と言っても、味も全然違う、別の魚なんですね。
本ししゃもは北海道でしか捕れないので、とても貴重で値段も高いですが食べてみる価値のある、とてもおいしい魚です。
ネットでも買うことができるので、ぜひ試してみてくださいね。
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