昆布だしを取るときに、昆布は沸騰する直前に取り出したほうが良いって言われますよね。
これまではそれが当たり前だと思って疑問に感じたこともなかったんですが、ふと、どうして沸騰する直前に昆布を取り出さなきゃいけないのか不思議に感じたんです。
そこで今回は、昆布だしを取るときに沸騰前に昆布を取り出す理由についてまとめていきたいと思います!
昆布だしを取るときに沸騰直前でこんぶを取り出す理由は?
昆布だしを取るときに、沸騰する直前で昆布を取り出す理由について調べてみたところ、大きく分けて2つ理由があるみたいなんです!
1つ目の理由は、より多くのうまみ成分を抽出するため。
2つ目の理由は、余計なぬめりを出さないためなんですね。
それぞれの理由についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
昆布だしを取るときに沸騰直前でこんぶを取り出す理由①:うまみ成分の抽出
実は、昆布の中に含まれているうまみ成分は、水が沸騰するような高い温度ではなく、沸騰する前の比較的低い温度で多く抽出されるんです。
具体的には約60℃くらいの温度の時に多く抽出することができ、沸騰するほどの温度になってしまうとあまりうまみ成分が抽出できなくなってしまうんですね。
これまで、時間がなくて急いで料理を作っているときなどは、早くだしを取るために強火で一気に昆布だしを取っていたこともあったんですけれど、これだとしっかりとうまみ成分を引き出すことができなかったということなんですね…
より美味しい昆布だしにするためには、沸騰する前の温度でしっかりとうまみ成分を抽出してから、沸騰する前に昆布を取り除いてしまうほうがおいしく出来上がるということなんですね~
昆布だしを取るときに沸騰直前でこんぶを取り出す理由②:ぬめりを出さないため
昆布を沸騰直前で取り出すもう一つの理由が、昆布由来のぬめりを出さないためなんです。
昆布は沸騰するお湯の中で煮立たせてしまうと、ぬめり成分が出てきてしまうんですね。
せっかくのお料理にぬめりが出てきてしまうとおいしさも損なわれてしまうので、そういう意味でも昆布だしを取るときには、ぬめりが出てくる前の沸騰前段階で取り出してしまうのが一番ということになります。
昆布を取り出した後に沸騰させるとさらに美味しい昆布だしに!
このように、昆布が入っている間は沸騰させずにうまみ成分を抽出するのが、おいしい昆布だしを作るポイントの1つなんですが、もう1つのコツとして、昆布を取り出した後のだしを沸騰させると、より良いだしが取れるんです。
というのも、昆布を取り出した後に鍋に残った出汁を沸騰させることによって、余計な臭いを消すことができるんですね。
昆布由来の臭みが残さないことによって、料理のおいしさをより引き立たせることができるので、出汁用の昆布を取り除いた後は沸騰させたほうが良いということなんですね~
つまり、昆布だしを取るときには沸騰直前で昆布を取り除き、そのまま沸騰させるというのが美味しい昆布だしを取るための流れになるのかな~と改めて感じました。
まとめ
ということで、昆布だしを取るときに、沸騰する直前に昆布を取り除く理由は、うまみ成分をより多く抽出するためと、ぬめりを出さないためという2つの理由があることがわかりました。
以前にだしの取り方を教わったときに、「沸騰直前に昆布を取り出すように」と言われたのですが、これにはちゃんとした理由があったんですね~
これからも昆布だしを取るときには、しっかりと沸騰する前に昆布を取り除こうと改めて思いました!
せっかく作るお料理をより美味しくするためにも、ポイントはしっかり押さえていきたいですね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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