大根を栽培しているとどんな害虫が発生する?駆除・対策方法は?

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大根を栽培しているとどんな害虫が発生する?駆除・対策方法は?

大根
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大根を栽培していると、いつの間にか葉っぱが食害に合っていたり、見たこともない虫がついていて、害虫なのかどうか判断に迷ったりと、色々困ることがありますよね。

そこで今回は、大根を栽培しているときに発生する害虫にはどんな種類があって、どのように駆除や対策をすればいいのかについて考えていきたいと思います!

大根を栽培しているとどんな害虫が発生する?

大根を栽培していると、実はけっこう様々な種類の害虫が寄ってきてしまうことがあるんですよね。

そこで、1つ1つ順番に害虫の種類と対処方法について考えていきたいと思います!

大根の害虫:モンシロチョウ(アオムシ)の駆除・対策方法

モンシロチョウの幼虫であるアオムシなんですが、こちらは大根の葉っぱを食害してしまうことで知られています。

大根以外にもアブラナ科の野菜を食害する虫で、特に春と秋に発生することが多いんですよね。

幼虫がまだ小さいうちは食べる葉っぱの量も少ないのですが、大きく成長すればするほど、食べる葉っぱの量も多くなり、ひどい場合には葉脈以外全部食べられちゃったりします。

また、1匹だけではなく、何匹か発生することもあるので、できるだけ早く気づくことが大切です。

幼虫の頃は黄緑色をしているので見つけにくいですが、葉っぱに穴が開いていた時には気を付けてチェックするようにした方が良いですね。

駆除方法としては、デルフィン顆粒水和剤やえエスマルクDFなどを使用すると対策することができます。

大根の害虫:ハイマダラノメイガの駆除・対策方法

ハイマダラノメイガという虫も、モンシロチョウのように幼虫が葉っぱを食害してしまいます。

特に苗が小さい時などは、ハイマダラノメイガの食害によって大根の成長が止まってしまうこともあるんですよね。

夏から秋にかけて発生することが多く、特にも気温が高くて雨が少なかった年は発生数が多くなる傾向があります。

幼虫は茶色っぽい色をしていて、大きさは2cm程度です。

成虫が飛んできて畑で増えてしまうと厄介なので、畝に防虫ネットを用意するなどして、成虫が飛んでくるのを防ぐのが効果的です。

もしも幼虫が発生してしまって葉っぱのところにいる場合は、その部分を取り除くだけで駆除することができます。

しかし、場合によっては数が多くなってしまう場合もあるので、その時はブレバソンフロアブル5などの薬剤を使って駆除するのが効果的です。

もしも幼虫が葉脈の中に入り込んでしまっている場合は薬剤の効果が薄れてしまうこともあるので、丁寧に薬剤を撒くのが大切ですね。

大根の害虫:ヨトウムシの駆除・対策方法

同じく葉を食害する害虫として、ヨトウムシというものもあります。

こちらの害虫は漢字で書くと夜盗虫と書き、夜行性で日中は土の中に隠れてしまうという特徴があります。

ただし、卵から生まれたばかりの時は夜行性ではなく、集団で行動する性質もあるので、卵の段階や生まれたばかりの段階で駆除するのがポイントです。

ヨトウムシが成長して夜行性になってしまうと、発見するのが大変になってしまうので、早期発見・早期駆除が重要になってくるんですね。

卵は葉っぱの裏側に産み付けられるので、丁寧に葉の裏を確認しながら、卵や幼虫を発見したら、葉っぱごと切り取って駆除するのが効果的です。

大根の害虫:ダイコンハムシの駆除・対策方法

ダイコンハムシは黒っぽい色をした甲虫で、幼虫だけではなく成虫になってからも葉っぱを食べる性質があります。

葉っぱを食べるという直接的な被害もやっかいですが、さらに問題なのが虫のフンで、これによって光合成がうまくできなくなってしまい、そのまま大根が枯れてしまうこともあるんです。

そのため、見つけた時にはモスピラン顆粒水和剤などをつかって駆除を行っていきます。

また、防虫ネットを活用して、外から成虫がやってくるのを防ぐのも効果的です。

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大根の害虫:コナガの駆除・対策方法

コナガの幼虫は体長1cmほどの小さな虫で、こちらも葉っぱを食べて大根に被害を及ぼします。

葉っぱすべてを食べるわけでは無く、表皮の部分を残して食害するため、食べられた葉っぱは表面から見ると白斑状になってくるのが特徴です。

なかなか見つけにくくて厄介なので、プレオフロアブル、トルネードエースDFなどを活用して駆除を行っていきます。

大根の害虫:ネキリムシの駆除・対策方法

地面に近い部分の大根の葉っぱが食害に合っている場合、ネキリムシによる食害の可能性も考えられます。

ネキリムシは日中は土の中に入ってしまっていて、夜になってから活動するという性質があるため、食べられてしまった葉っぱの近くの土を少しだけ掘り返してみるとネキリムシが見つかることがあります。

成虫になると大根だけではなく周囲の雑草にも卵を産み付けることがあるので、周辺の雑草を抜いておくことも対策になります。

既にネキリムシが発生してしまった場合は、アクセルベイトなどの薬剤を使って駆除していくのが効果的です。

大根の害虫:キスジミノハムシの駆除・対策方法

キスジミノハムシは幼虫が根っこを食害し、成虫になると葉っぱを食害するという生態を持っています。

成虫になると体が黒く、黄色っぽい筋が2本見られます。

大根が成長してきてからであれば大きな被害にはなりにくいですが、場合によっては幼虫に大根の根っこをかじられてしまって、そのまま大根の食べる部分に跡が残っちゃうことがあるんですよね。

跡が残っても食べられないわけでは無いんですが、見た目が悪くなってしまいます。

そのため、発見した時にはスタークル粒剤などを使って駆除を行っていきます。

大根の害虫:カブラハバチの駆除・対策方法

チョウやガだけではなく、蜂の幼虫が葉っぱを食べてしまうことがあります。

それがカブラハバチで、体長1cmほどの幼虫が春や秋に葉っぱを食べてしまうんですよね。

青っぽいような紫っぽいような色をしているのが特徴なので、見つけた時にはディアナSCなどの薬剤を使って駆除します。

大根の害虫:アブラムシの駆除・対策方法

大根以外の植物でも被害を受けやすい害虫としてアブラムシがあります。

アブラムシは上記のような葉っぱを食べる害虫ではなく、大根の汁を吸うタイプの害虫で、これによって葉っぱ全体が委縮するような感じの症状が出てきてしまいます。

厄介なのは短期間で急激に増殖するところで、気が付くとあっという間にすごい数になってしまうこともあります。

出いるだけ早いうちに対策としてベストガード水溶剤などの薬剤を使って駆除していきます。

数が少ないうちはテープなどを使って物理的に取り除くこともできますが、一部が取れずに残ってしまったり、ドンドン数が増えてしまうこともあるので、やはり薬剤を使った駆除が効果的かなと思います。

大根の害虫:ハクサイダニの駆除・対策方法

アブラムシのように汁を吸うタイプの害虫で、幼虫も成虫も大根の汁を吸ってしまいます。

他の虫と違い、冬場の1月から2月にかけて活動するタイプであるため、冬場だからと気を抜かずに対策するのが大切です。

ハダニの登録がある薬剤を使って駆除することで、葉っぱの色が薄くなったりする被害を防ぐことができます。

まとめ

大根の栽培に悪影響がある害虫の種類やそれぞれの対処方法について確認してきました。

どの害虫も数が増えてからだと厄介なので、早め早めに対策していくことが重要ですね。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

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