スーパーで売っている大根って、意外と量が多かったりして余っちゃうことありますよね。
小分けして冷凍保存出来たらいいのにって思うんですけれど、そのことを先日友人に話したら、『大根を冷凍するとぶよぶよになっておいしくなくなるし、変色することもあるからやめたほうがいいよ!』って言われたんです。
確かに下手に冷凍すると食感が悪くなったりして美味しくなくなっちゃいそうですよね。
でも、やっぱり大根を余らせるくらいだったら何とか冷凍して使いたいし…
ということで今回は、大根を冷凍しても美味しく食べられる方法について考えていきたいと思います!
大根を冷凍するとぶよぶよして美味しくない?保存のポイントは?
私の友人が言うように、確かに大根は一般的に言って冷凍保存には向かないと言われています。
大根を冷凍することによって、大根の細胞や組織が壊れてしまって、それでシャキシャキとした食感が損なわれてぶよぶよした感じになっちゃうんですよね。
細胞や組織が壊れてしまうと元に戻すことができないので、大根は冷凍しないほうがいいよと言われているんですね。
そのため、サラダのように大根のシャキシャキ感を楽しみたい料理の場合には冷凍した大根は向いていないということになるんですね。
じゃあ、冷凍した大根は美味しく食べられないのかと言うと、決してそんなことはありません。
むしろ、冷凍したからこそ美味しく食べる方法があるんです。
それが、冷凍した大根を煮物にするという方法です。
大根の細胞が冷凍によって壊れてしまっているということは、逆に言えば煮物の煮汁などがしみ込みやすく、短時間でも美味しい煮物に仕上がりやすいという特徴を持っています。
そこで、あらかじめ大根を煮物に使える大きさに切っておいて、それを冷凍保存しておけば、比較的短時間で味がしみ込みやすい大根ができあがります!
おいしく仕上がる上に、調理時間も短縮できて、加熱に必要なガス代や電気代も節約できるので、一石三鳥かなと思います。
実際に冷凍した大根を煮物にして見たんですが、個人的には食感も気にならず美味しく食べることができました!
確かにサラダなどには使いにくそうですが、煮物や汁物に入れる分には問題なく使えそうですね。
大根の変色を防ぐ保存方法は?
ところで、私の友人が言っていたように、大根を冷凍した時に中が変色してしまうこともあるようなんです。
具体的には、大根の内側が青く変色してしまうことがあるみたいなんですけれど、実はこれは必ずしも大根を冷凍したことが原因ではなく、別のことが要因になっているみたいなんですよね。
このように大根が青く変色してしまうことを『青あざ症』と呼ぶらしいんですが、大根を栽培するときの環境とか、収穫後の保存状態によって内部が青くなっちゃうことがあるそうなんです。
元々大根って低い気温のなかで育つ冬野菜なので、あまり高温な環境には慣れていません。
それにもかかわらず、栽培するときの気温が高かったり、収穫後に比較的高い温度で保管されている時間が長くなったりすると、このように変色してしまうんですね。
また気温以外にも、土壌中のホウ素の量が少なかったりすることなども要因として挙げられます。
大根の内側が暗めの青い色に変化してしまっていて、場合によってはけっこう全体的に変色しちゃうこともあるので、一見するとカビのようにも見えてビックリするんですよね。
でも、変色の正体はカビでは無くてアントシアニンというブルーベリーなどにも含まれている物質なんです。
だから、見た目はちょっと衝撃的ですけど、食べても全く問題はないんですよね。
外見は普通の大根そのものなので、中が変色してしまっているかどうかは切ってみるまでわからないんですけれど、変色を防ぐためにはできるだけ低温で保存することがポイントになってきます。
できるだけ25℃以下の温度で保存することで変色を防ぐことができると言われているので、暖房の聞いた室内で保存する時には、冷蔵庫に入れて保存するか、それこそ最初からカットして冷凍庫に入れておくのが見た目もおいしそうに保つ秘訣なのかなと思います。
私が住んでいる地域は東北で冬場も寒いので、普通に玄関とか暖房をつけていない部屋とかに置いていても全然大丈夫そうです笑
まとめ
大根を冷凍した時にぶよぶよの食感になってしまうのは、冷凍によって大根の細胞や組織が壊れてしまうことが原因でした。
そのためサラダなどには向きませんが、煮物には使いやすい状態になるので、あらかじめ煮物サイズにカットしておいてから冷凍すると長期保存もしやすいのかなと思います。
また、大根の変色は『青あざ症』と呼ばれる現象が関係していて、大根を比較的高い温度で保存すると起こりやすいようです。
大根は冬野菜なので、できるだけ低温で保存するのがコツということだったんですね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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