この前、スーパーで買ってきて冷蔵庫に入れていた大根を使おうと思ったら、大根が柔らかくなっていたんです。
なんだかシナシナしてフニャフニャな感じになっちゃっていたんですよね。
こんな風に大根が柔らかくなった経験がなかったのでびっくりしちゃったんですが、この柔らかくなった大根ってまだ食べられるんでしょうか?
それとも腐ってしまって食べられないのかなって気になっちゃいました。
そこで今回は、冷蔵庫の中で柔らかくなった大根は食べられるのかどうかについて考えていきたいと思います!
大根が柔らかくなったら腐ってる?しなしなでも食べられる?
柔らかくなった大根って大丈夫なのかと心配になったんですが、どうやら単に柔らかくなっただけの大根は普通に食べることができるみたいです!
ただし、腐ってしまって柔らかくなってしまっている場合はさすがに食べられないんですよね…
まずは、腐ってしまった大根と、食べられる大根の見分け方について確認していきましょう!
腐ってしまった大根との見分け方は?
腐ってしまった大根の場合、表面にカビが生えてしまっていたり、酸っぱい感じの異臭がすることがあります。
また、大根の表面が茶色く変色してしまっていたり、そこからドロドロした感じの汁がでてきてしまって、ぬめりが出てきていたりすると腐ってしまっているんですよね。
この状態になってしまった大根は、触っただけで簡単に折れてしまったり崩れてしまったりします。
このように、カビが生えたり、変なにおいがしてくるような大根は腐ってしまっていて食べられないので、この状態になってしまった大根は早めに捨てるようにした方が良さそうですね。
大根がしなしなに柔らかくなる原因は?
そもそも、どうして大根が柔らかくなってしまってシナシナになってしまうのでしょうか?
これは、大根の中に含まれている水分が蒸発して抜けてしまうことが原因なんです。
もともと、大根には水分がしっかり含まれているんですが、これが蒸発して失われてしまうことによって、シナシナしたりフニャフニャな感じになってしまったりするんですね。
時間が立ってしまって水分が抜けているだけなので、食べても害があるわけではありません。
ただし、水分が少なくなってしまっているために、シャキシャキとした食感は失われてしまっていますし、鮮度も落ちてしまっている状態なので、美味しく食べるためには少し工夫が必要になってきますね。
ただ、柔らかくなった大根が必ずしも美味しくないというわけではありません。
むしろ、水分が抜けて柔らかくなったからこそのメリットもあるので、次は柔らかくなった大根のメリットについて見ていきましょう!
柔らかくなった大根を活用する方法やメリットとは?
大根にもともとあった水分が抜けてしまっているということは、逆に言えば水分を吸収することができるということになります。
そのため、煮物などの料理に使うことによって、味がしみ込みやすいという特徴があるんですよね。
水分がたっぷりの状態の大根よりも、少し水分が抜けて柔らかくなった大根の方が中までしっかり味がついてくれるので、煮物料理にするのにはもってこいなんです。
あえて少し乾燥させて水分を蒸発させてから煮物を作るという方もいらっしゃるので、柔らかくなってしまった大根は煮物や味噌汁などに活用するとおいしく食べられますね!
煮物以外でも、大根の漬物にする場合も使い勝手がいいんですよね。
大根の漬物を作る場合、天日干しをして水分を蒸発させてから漬けるんですが、柔らかくなった大根は既にある程度水分が蒸発してしまっている状態なので、漬物として使うことでも美味しくいただくことができます。
また、味がしみ込みやすいということは、それだけ調理に必要な時間も短縮できるということです。
普通だったら、時間をたっぷりかけてじっくりコトコト煮込みながら味をしみこませていくことが多いですが、水分がある程度蒸発した大根であれば、短い時間でもしっかり味をしみこませることができるので、料理時間を短縮することができるというメリットもありますね。
柔らかくなった大根を復活させる方法はある?
柔らかくなった大根は煮物や漬物などで美味しく食べることができるといっても、やっぱり普通のシャキシャキの大根として使いたいって場合も多いですよね。
実は、柔らかくなってしまった大根も復活させることができるんです。
やり方は非常に簡単で、水に1~2時間程度つけておくだけで大丈夫です。
水分が抜けてしまっただけの状態なので、水につけておくことでシャキシャキの元の状態に復活させることができるんですね。
かなり水分が抜けてしまっている場合はこれ以上の時間がかかってしまうこともありますが、多くの場合は1~2時間程度で元に戻ります。
この時、大根の葉っぱが付いている場合は、葉っぱを切り落としてから水につけたほうが復活するまでの時間が短くなります。
あるいは、大根をいくつかに切り分けてから水につけると、水に触れる部分の面積を増やすことができるので、シャキシャキの状態に戻すまでの時間を少し短縮することができますね。
もしも、水につけた時に大根が浮いてきてしまうようであれば、上からお皿などを重りとして乗せることで、より全体に水をしみこませやすくなります。
これで少し時間を置けば元通りに復活するんですが、1時間以上水につけておく場合は、1時間おきに水を取り替えるようにすると衛生的ですね。
ただ、復活するといっても、水につけることで少し栄養分が水の方に流れ出てしまうこともあります。
より栄養価をしっかり保ちたいという場合は、やはり煮物などとして使ったほうが良さそうですね。
サラダなどにするために食感を復活させなきゃいけないという場合は、このように水で戻すようにするといいのかなと思います。
大根が柔らかくなるのを防止して長持ちさせる保存方法は?
ところで、そもそも大根が柔らかくなってしまわないように長持ちさせるためには、どのように保存したらいいのでしょうか?
次からシナシナの大根にしてしまわないためにも、保存方法のポイントをチェックしていきましょう!
大根の葉っぱや茎は切り落とす
スーパーでも大根の葉っぱや茎が付いたままの状態で販売されていることが多いですが、自宅に帰ってきてから保存する時には、葉っぱや茎はしっかり切り落としてから保存するのがオススメです。
というのも、植物も動物と同じように呼吸していて、水分も葉っぱから蒸発していってしまうんですよね。
また、水分だけではなく栄養素も葉っぱの方に持っていかれてしまうんです。
そのため、自宅で保存する時にはまずは葉っぱや茎を切り落として保存するのがポイントですね。
葉っぱなどを切り落とした後は、大根をキッチンペーパーなどで包み、その状態でビニール袋等に入れて保存すると水分の蒸発を防いでふにゃふにゃに柔らかくなってしまうのを防ぐことができます。
あるいは、ラップで包んで水分の蒸発を防ぐというのも効果的ですね。
ずっと保存していると、徐々にキッチンペーパーも湿ってきてしまうので、時々交換してあげる必要はありますが、これによって1週間くらいは良い状態で保存することができるようになります。
できれば早く使い切ってしまうのがベストではありますが、大根ってけっこう大きくて良も多いので、すぐに使い切ることができない時には、葉っぱを取って、キッチンペーパーで包んで保存するのが長持ちさせる保存のコツですね。
ちなみに、葉っぱや茎にも栄養素が豊富に含まれているので、みそ汁の具材などとして葉っぱも活用するといいのかなと思います。
葉っぱの部分には、根っこの部分には含まれていないビタミンAも含まれています。
さらに、ビタミンB1やB2、カルシウム、ナトリウム、鉄分、リンなどといった様々な栄養素も葉っぱに含まれているので、葉っぱも捨てずに活用できると栄養もしっかり取れそうですね。
大根の保存期間・賞味期限は?
上記のような方法で保存することで1週間くらい保存することができますが、大根の賞味期限ってどれくらいなんでしょうか?
常温で保存する場合は、季節とか気温によっても変わってきます。
一般的に、夏場のような気温が高い季節では5日程度が限界だと言われていますね。
また、冬場のように気温が低ければ、冷蔵庫に入れなくても2週間程度保存することができることもあります。
季節関係なく保存するためには、冷蔵庫に入れて1週間以内に使い切ってしまうのがベストですね。
もしも大根をすぐに使い切ることができないという場合は、冷凍庫に入れて保存するという方法もアリです。
冷凍保存することによって、1か月程度は保存することが可能になるので、すぐに使い切れないというときは冷凍庫に入れて保存するとよさそうですね。
大根を冷凍保存する方法については、こちらの記事にもまとめてみたので、ぜひぜひご覧くださいね~
柔らかくなった大根を美味しく食べるレシピは?
最後に、柔らかくなってしまった大根を美味しくいただくレシピをいくつかご紹介したいと思います!
大根とひき肉の簡単煮物
材料
- 大根:15cmほど
- 豚ひき肉または鶏ひき肉:150g
- 生姜チューブ:1~2cmくらい
- 砂糖:大さじ1.5杯
- 醤油:大さじ2杯
- みりん:大さじ1杯
- だし汁:200ml
- 料理酒:大さじ1杯
- 水溶き片栗粉:大さじ1杯
作り方は、大根を食べやすい大きさに切って、その大根とひき肉を鍋に入れます。
一緒に、水溶き片栗粉以外の材料も全部鍋の中に入れたら、落し蓋をして中火で20分くらい煮込んでいくだけです。
大根に火が通って柔らかくなったら、最後に水溶き片栗粉を入れてとろみをつけてあげたら完成です!
大根とひき肉を使って簡単にできる煮物です。
あんかけにするので、けっこうお腹もいっぱいになりますよ~
お好みで、ニンジンやジャガイモなどを入れてもおいしいですし、上から刻みネギなどを加えると、彩りもいい感じになります!
大根のきんぴら
材料
- 大根:10cm
- 醤油:大さじ1杯
- 砂糖:大さじ1杯
- 料理酒:小さじ1杯
- みりん:小さじ1杯
- ごま油:大さじ1杯
- ごま:お好みの量
作り方は、大根を薄めのいちょう切りにして、ごま油をしいたフライパンで炒めていきます。
全体的に大根がしんなりしてきたら、調味料を入れて、汁気が少なくなってくるまで炒めていきます。
全体に味がしみ込んだら、盛り付けてごまを振りかけて完成です!
これもすごく簡単で、10分くらいでサクッとできちゃいます。
柔らかくなった大根に味が染みて美味しくなるので、大根がシナシナになってしまった時でも問題なく食べられちゃいます。
簡単に1品増やせるのも嬉しいですね。
超簡単な大根の漬物
しなしなで柔らかくなってしまった大根は、煮物だけではなく漬物にしてもおいしくいただけます。
漬物を作るって面倒くさそうに感じるかもしれませんが、簡単に作れるレシピもあるのでご紹介しますね!
材料
- 大根:15cmくらい
- 醤油:100ml
- お酢:90ml
作り方も簡単で、まずは大根をいちょう切りに薄く切っていきます。
後は、醤油とお酢を混ぜ合わせてボウルやポリ袋などに入れ、そこに大根を漬けこんでいきます。
お好みでお酢の量を加減してもいいかなと思います。
大根を漬けこむ時間もお好みで大丈夫です。
浅漬けがお好みであれば、10~30分くらいでも美味しくいただけますし、そのまま一晩から数日置いても味がしみ込んでおいしいですよ~
そのまま1週間くらいは保存することができるので、大根がたくさん余っているときには思い切って全部使っちゃうというのもありかもしれません。
また、お好みで鷹の爪を入れて付けてみたり、実際に食べるときに七味唐辛子などを振りかけて食べるのも美味しいですよ~
自家製切り干し大根
柔らかくなった大根は水分が抜けてきている状態なので、いっそのことさらに水分を取り除いて切り干し大根にするという活用方法もあります。
作り方も結構簡単で、大根を薄くカットしたら吹き飛んでしまわないように野菜乾燥用のネットなどにいれて、後は風通しの良いところに置いておくだけでOKです。
およそ1週間程度で乾燥してくれるので、大根が大量に余っているときには切り干し大根にして保存できるようにしておくのも選択肢の一つですね!
ただし、夏場のような高温多湿の時期は切り干し大根が作りにくいので、やるとすれば冬場の方が適しているかなと思います。
夏場に切り干し大根を作る場合は、オーブンを使って作るのがおすすめです。
薄めにカットした大根をクッキングシートの上に並べて、120℃に加熱したオーブンで40分程度加熱していきます。
加熱が終わったら、一度取り出してひっくり返し、もう一度オーブンに入れて20分くらい続けて加熱していきます。
様子を見ながらですが、このようにじっくり加熱していくことによって水分が蒸発し、夏場でも切り干し大根を作ることができちゃいます。
切り干し大根にしてしまえば、常温でも数か月は保存することができるので、大根の大量消費にも活用できますね!
まとめ
以上のように、大根が柔らかくなった場合でも、異臭などがなく腐ってさえいなければ、普通に食べることができちゃいます。
水分が蒸発して抜けちゃっているだけなので、普通に食べても問題ないってことですね。
水分が少なくなっている分、煮物や漬物にすると味がしみ込んでくれておいしくいただけちゃいますよ~
サラダなどに使うために復活させたいという場合でも、水につけておくことで元に戻すことも可能です。
このように、柔らかくなってしまった大根もまだまだ美味しく食べられるので、捨てちゃうのはまだまだもったいないですね。
様々な活用方法があるので、色々試してみると面白いのかなと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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