うちの実家で両親がアーモンドの木を家庭菜園で育てていたんですが、どうやら最近アーモンドの木の元気がなくなってきてしまったのか、このままじゃ枯れるんじゃないかと心配だという話を聞いたんですよね。
せっかく育てていたのに枯らしてしまうのももったいないですし、今からでも何か対策することはできないのかなって思ったんです。
そこで今回は、アーモンドの木が枯れる原因や害虫への対策方法などなど、アーモンドの木を育てる上でのポイントなどを調べていきたいと思います!
アーモンドの木が枯れる原因は?
アーモンドの木が枯れてしまう原因って害虫なのかなと思っていたんですが、害虫だけではなく様々な要因で枯れてしまうことがあるようです。
アーモンドが枯れる原因となってしまうものについて1つ1つ見ていきたいと思います。
アーモンドの木が枯れる原因1:水のあげすぎによる根腐れ
なんとなく植物を育てるときって水をたっぷりあげたくなっちゃいますよね。
ですが、植物の種類によっては水のあげすぎも良くない場合があります。
実はアーモンドも比較的乾燥気味に管理するのがポイントとされていて、水をあげすぎると根腐れを起こしてしまい、そのまま枯れの原因となってしまうことがあるんです。
だから、水のあげすぎはアーモンドの木にはあまりよくないということなんですね。
ですが一方で、特に鉢植えで栽培している場合などは水切れを起こしてしまうこともあります。
乾燥気味に育てるといっても、完全に乾燥した状態ではやはり生育できずに枯れる原因になってしまうので、適度に水を与えることが大切なんですね。
バランスというかさじ加減がなかなか難しそうですが、基本的に水を与えるのは1~2日おきで大丈夫だと言われています。
毎日たっぷりの水を与えると根腐れの原因になってしまうので、間隔を開けてお水をあげるのがポイントなんですね。
また、梅雨時期はどうしても水が溜まりやすくなってしまうので、雨水があまり入り込まない部分に鉢を移すなど、雨が多く振る季節は水が過剰にならないようにする工夫も必要になってきますね。
アーモンドの木が枯れる原因2:病害虫
アーモンドの木も、ほかの木や植物と同じように、病害虫の影響によって枯れてしまうことがあります。
例えば、コスカシバの幼虫などは、木の中に入っていくことによってアーモンドの木を枯らしてしまいますし、カイガラムシなどの場合は、木の汁を吸うことによって枝枯れを起こしてしまうこともあります。
このような病害虫対策も、アーモンドの木を守る上では大切になってくるんですね。
アーモンドの木が枯れる原因3:病気
アーモンドの木も病気になって枯れてしまうことがあります。
例えば、『黒星病』という病気にかかると、葉っぱに黒い斑点が現れるようになり、最終的には葉っぱが黄色く枯れてしまいます。
進行すると葉っぱが落ちてしまって木が生育できなくなってしまうんですよね。
この黒星病の原因となるのはカビの一種で、梅雨時期などの湿度が高い時期は発生しやすくなってしまうんですよね。
また他にも縮葉病というものもあり、こちらの場合は葉っぱが赤色に変色しながら縮れてしまい、最終的には葉っぱが落ちて気が枯れてしまうというケースもあります。
病気は病害虫が媒介するケースもありますが、病気によって枯れた葉っぱや枝をそのまま放置していたことで深刻になってしまうこともあるんです。
そのため、枯れている葉っぱや枝は適宜選定して、アーモンドの木全体に被害が及んでしまわないようにすることも大切なんですね。
アーモンドの木を枯らす害虫の種類や対処方法は?
アーモンドの木が枯れてしまう原因として害虫も考えられましたが、実際のところどのような害虫が原因で木が枯れてしまうのでしょうか?
対処方法も併せてチェックしていきましょう!
アーモンドの木の害虫1:アブラムシ
アーモンドの木につく代表的な害虫として知られているのがアブラムシです。
アブラムシはアーモンドの木以外にも様々な農作物などに被害を及ぼす害虫として知られていますね。
アブラムシは繁殖力が強く、ウイルスや病気を媒介してしまうこともあるので、木を枯らさないためにも対策が重要になってきます。
アブラムシは4月から6月ごろの春の時期に発生しやすいため、見つけた時には早めに枝ごと取り除いたり、あるいは霧吹きやホースなどで水をあてて、物理的に飛ばすというのも効果的な対策になってきます。
アーモンドの木の害虫2:コスカシバ
コスカシバはガの仲間なのですが、幼虫の時には木の内部に入り込んで内側を食べてしまうというやっかいな害虫として知られています。
中を食べてしまうので、シンクイムシと言われることもありますね。
中を食い荒らされてしまうことで、何年も生きてきた立派なアーモンドの木も枯れてしまうこともあります。
対策としては、スミオチンという薬剤を使って駆除することが一般的です。
あるいは、虫が入り込んだ穴を見つけ出して、そこから針金などを入れて物理的に駆除するという方法が取られることもあります。
アーモンドの木の害虫3:オビカレハ
オビカレハは、卵の状態で冬を越し、春になってから孵化してアーモンドの木の葉っぱを食べてしまう害虫です。
葉っぱを食べられたら、光合成ができなくて樹勢も衰えてしまうので、早めに駆除するのがポイントになってきますね。
理想は卵の段階の時に見つけて、そのまま卵ごと除去するのが一番ですが、孵化して幼虫になった後は薬剤を使って駆除する方法も取られています。
アーモンドの木の害虫4:カイガラムシ
カイガラムシは、成虫になると殻を被ったり、白いロウ状のもので覆われているという特徴があります。
木の汁を吸ってしまうので、どんどんアーモンドの木を弱らせてしまうんですよね。
対策としては、歯ブラシなどを使って物理的にアーモンドの木から取り除いてしまうのが効果的です。
やわらかいタイプの歯ブラシではなく、硬めの歯ブラシを用意したほうが作業しやすいです。
作業中に手が汚れることもあるので、手袋やマスクを着けて作業をすると、効率よく作業を進めることができるかなと思います。
アーモンドの木の育て方のポイントは?
このように、アーモンドの木を枯らしてしまう原因となるものは様々なものがありました。
自分ですぐに対策できることと言えば、水をあげすぎないところですよね。
根腐れが起こらないように、毎日ではなく1日おきなどの頻度で様子を見ながら水をあげていくのがポイントになってきます。
また、病気や害虫によって木全体が枯れてしまうのを防ぐためにも、虫が多く発生している部分や、葉っぱや枝が枯れ始めている部分については、早めに切り取ってしまうのも大切ですね。
まとめ
ということで、アーモンドの木を枯らしてしまう原因について見てきました。
うちの実家ではどれが原因だったのか、もう少し詳しく様子を見てみる必要がありそうですが、取り急ぎこれらのポイントに気を付けながら引き続き大切に育てていきたいと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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