先日、友人と話をしていた時に、『アーモンドって漢字で書いたらなんて書くんだろうね?』って話になりました。
普段はカタカナでアーモンドって書きますけど、確かに感じで書いたらどうなるのかちょっと気になったんですよね。
そこで今回は、アーモンドを漢字で書くとどのように書くのか、そして、漢字表記の由来などについて見ていきたいと思います!
アーモンドを漢字で書くと扁桃!
アーモンドを漢字で書くと『扁桃』という書き方になります。
読み方は『へんとう』ですね。
最初は当て字で『あーもんど』っていう読み方をする感じがあるのかと思っていたんですが、そういうわけでは無くて、漢字で書いた場合は扁桃(へんとう)というそうです。
それにしても、なぜ扁桃というのでしょうか?
その由来が気になるところですよね!
扁桃という名前の由来や表記の意味は?
アーモンドを扁桃という漢字で表記する由来なんですが、これは元々中国にルーツがあるみたいなんです。
実は、アーモンドは元々の原産地がアジア西南部と言われていて、元々は桃とアーモンドは同じ原種だったものがそれぞれ派生して今の姿になったとされています。
桃の仲間だから『扁桃』というように、桃という漢字が使われているんですね。
元々は同じ種類の植物だったのですが、大昔に地殻変動によって地面が隆起して中央アジア山脈ができあがり、これによって桃とアーモンドが生育する環境が大きく変わってしまいました。
桃は湿度が高くて標高も比較的低い地域で生育するようになり、アーモンドは乾燥した地域で生育するようになったんですね。
その後長い時間をかけてそれぞれが今の姿になったということです。
だから、桃という字が使われているんですね。
それではなぜ、桃の漢字の前に『扁』という字が使われているのかと言うと、アーモンドの実がまん丸ではなく、ラグビーボールみたいな少し平たい形に近い形状をしているからなんです。
ちなみに、アーモンドの実ってこんな姿をしているんですよね↓↓
おはようございます。
少し前に撮ったアーモンドの実。(ときわ公園・ときわミュージアム。)
アーモンドの花も、春に美しく咲いてくれました。
(その時撮った写真も一緒にアップします。)
バラ科でサクラの親戚なので、花が咲く姿がサクラとよく似ています。
それでは今日もよろしくお願いします。 pic.twitter.com/U3Vtli7dxz— yashy (@yashy9521) June 3, 2021
このように、桃の仲間とは言っても、桃とはちょっと雰囲気が違うというか、確かに形が平べったい感じがしますよね。
このように『扁平な桃』だから扁桃という呼ばれ方をするようになったんだそうです。
ちなみに、普段食べているアーモンドは、身の中に入っている種の部分で、身の部分ではないんですね。
アーモンドって何となく海外の植物っていうイメージを勝手に持っていたんですが、実は日本でも鹿児島県や山形県などで栽培されているそうです。
成長してアーモンドの実が熟すと実の部分が自然に割けるんですが、その時がまさにアーモンドの収穫シーズンなんだそうで、梅雨時期に収穫を行うみたいですね。
扁桃腺の由来もアーモンドの扁桃から来ている!
ところで、喉にある扁桃腺も同じ『扁桃』という文字が使われていますよね。
これって何か関係があるのかなと思ったんですが、やはり扁桃腺の名前の由来もアーモンドに関係しているみたいです。
扁桃腺って、形が扁桃に似ているからそのように呼ばれるようになったみたいですね。
ちなみに、今は扁桃腺って呼ばないらしいです。
私が子供の頃は扁桃腺って普通に読んでいたんですけど、今は違うんですね。
どうやら、扁桃腺には実際には『腺』に該当しないらしく、それが理由で今は『扁桃』と呼ばれているみたいです。
だから、単に『扁桃』と言われたら、それがアーモンドのことなのか、扁桃腺のことなのか、一瞬分からなくなっちゃいそうですね。
まぁ、文脈で明らかに分かるとは思いますけれど…
まとめ
ということで、アーモンドは漢字で書くと扁桃(へんとう)であることがわかりました。
元々は桃と同じ原種で、地殻変動の影響で生育環境が変わり、それぞれが別々の進化を遂げた結果、現在の桃とアーモンドが存在しているってことなんですね。
扁平な桃だから扁桃ということで、由来もわかってスッキリしました~
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント